Android アプリ開発「MATRIX」

Androidアプリの開発に役立つサンプル集

【最新版】既存のアプリにバナー広告を追加・表示する方法と手順

既存のアプリにバナー広告を追加・表示する方法と手順

今回は既存のアプリにバナー広告を追加する方法の説明です。

ざっと確認したところバナー広告を追加する基本的な方法は以前からあまり変わっていませんが、Google Mobile Ads SDKのバージョンが「17.0.0」の場合に限りマニフェストファイルに必ず追加しなければならない設定があるので注意が必要です。

それではバナー広告を表示する手順を説明します。

<もくじ>

1.「dependencies」で広告用ライブラリの確認

まずは、「build.gradle」の「dependencies」に、アプリ広告用のライブラリ「com.google.android.gms:pley-service-ads:xx.xx.x」が存在するのかを確認します。

<確認手順>

アンドロイドスタジオのメニューから「File」→「Project Structure」をクリックして「Project Structure」画面を開き、①→②の順番で項目をクリックしてから③のアプリ広告用のライブラリが存在するかを確認します。 

アンドロイド開発「広告設定」
一覧に「com.google.android.gms:play-service-ads:xx.x.x」があるかを確認する

2. 広告用のライブラリが無い場合

アプリ広告用のライブラリが無い場合は「Project Structure」画面の右上にある「+」アイコンをクリックすると表示されるメニューから「Library dependency」を選択して、ライブラリの追加選択画面を表示します。

アプリにバナー広告を表示する方法2

ライブラリの追加選択画面が表示されたら、その一覧の中から「com.google.android.gms:play-service-ads:xx.x.x」というライブラリを選択し、「OK」ボタンをクリックしてください。「Project Structure」画面を確認するとアプリ広告用のライブラリが追加されているはずです。

アプリにバナー広告を表示する方法3
バナー広告用のライブラリを追加する。

手順① マニフェストファイルに設定を追加

マニフェストファイルには以下の3つの設定を追加する必要があります。使用している「Google Mobile Ads SDK」のバージョンが「17.0.0」の場合は、2つ目の設定が必須になっています。

1.パーミッションの追加

<!-- 追加1パーミッション -->
<uses-permission android:name="android.permission.INTERNET" />
<uses-permission android:name="android.permission.ACCESS_NETWORK_STATE" />

2.メタデータの追加

<!-- 追加2 Google Mobile Ads SDK 17.0.0 では必須 -->
<meta-data android:name="com.google.android.gms.ads.APPLICATION_ID"
android:value="ca-app-pub-3940256099942544~3347511713" />

3.広告用アクティビティの追加

<!-- 追加3 -->
<activity
android:name="com.google.android.gms.ads.AdActivity"
android:configChanges="keyboard|keyboardHidden|orientation|screenLayout|uiMode|screenSize|smallestScreenSize"
android:theme="@android:style/Theme.Translucent" />

手順② レイアウトファイルに「AdView」を追記

バナー広告を表示したいレイアウトファイルにバナー広告用の「AdView」を追加します。 ベースレイアウトは「RelativeLayout」を使用した方が良いようです。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<RelativeLayout xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android"
xmlns:ads="http://schemas.android.com/apk/res-auto"
xmlns:tools="http://schemas.android.com/tools"
android:layout_width="match_parent"
android:layout_height="match_parent"
tools:context=".MainActivity">

<TextView
android:layout_width="wrap_content"
android:layout_height="wrap_content"
android:layout_centerInParent="true"
android:text="Hello World!" />

<!-- バナー広告用のビューを追加する -->
<com.google.android.gms.ads.AdView
android:id="@+id/adView"
android:layout_width="wrap_content"
android:layout_height="wrap_content"
android:layout_alignParentBottom="true"
android:layout_centerHorizontal="true"
ads:adSize="BANNER"
ads:adUnitId="ca-app-pub-3940256099942544/6300978111" />
</RelativeLayout>

手順③ バナー広告の読み込みコードを追加

バナー広告用を表示したいアクティビティにバナー広告を読み込ませるためのコードを追加します。以前は「初期化」をする必要がなかったのですが、ここ最近になって「Mobile.initialize」で初期化するようになったようです。

public class MainActivity extends AppCompatActivity {

@Override
protected void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
super.onCreate(savedInstanceState);
//レイアウトファイルをセット
setContentView(R.layout.activity_main);
//初期化する
MobileAds.initialize(this,"ca-app-pub-3940256099942544/6300978111");
//レイアウトファイルにある広告用のビューを取得
AdView adView = (AdView) findViewById(R.id.adView);
//広告のリクエストをビルド
AdRequest adRequest = new AdRequest.Builder().setRequestAgent("Ads:Test").build();
//広告を読み込んで表示
adView.loadAd(adRequest);
}
}

3.実行結果

起動するとメインのアクティビティが表示され、その数秒後、画面の下部にバナー広告(テスト用)が表示されました。

アンドロイドアプリ広告テスト

4.まとめ

以前よりも何点か設定が増えていますが、バナー広告を表示するのはそれほど難しくはありません。

より詳しい内容については公式開発サイトで確認してみてください。

developers.google.com

 

END

インテントサービス(IntentService)の基本的な使い方

インテントサービスは停止するまでバックグラウンドで動き続ける通常のサービスと違い、処理が終わると「自動終了」してくれるので、いちいちサービスを停止させるコードを書く必要がありません。使い道はいろいろありますが、特にバックグラウンドでダウンロードさせる場合に最適なサービスだといえるでしょう。

<もくじ>

1.インテントサービスを使用する時の注意点

インテントサービスの使い方は通常のサービスとほぼ同じですが、空のコンストラクターが必要になるので、以下の例のようなコンストラクターを必ずインテントサービス内に追加してください。これがないとマニフェストファイルにインテントサービスを追加した時のエラーが消えません。

//空のコンストラクターが必要
public MyIntentService() {
super(null);
}

もう一つ注意点があります。それは、インテントサービス内に「onHandleIntent」というオーバーライドメソッドを追加すると、引数部分にエラーの元になる「@androidx.annotation.Nullable」という文字が追加されるところです。これがあるとエラーが消えませんので、以下のように手動で削除してください。

@Override
protected void onHandleIntent(@androidx.annotation.Nullable Intent intent) {

   ↓↓↓ 赤字の部分を削除するとエラーは消える ↓↓↓

@Override
protected void onHandleIntent(Intent intent) {

本来は必要な文字列だとは思いますが、とりあえず削除すれば動くようになります。

2.サンプルコード

インテントサービスに必要なコードです。

2.1 サンプルコード①(MainActivity.java

メインは、ボタンが押されるとインテントサービスにインテントを送信するだけの簡単な内容です。詳しい説明はコード内のコメントを参照してください。

public class MainActivity extends AppCompatActivity {

@Override
protected void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
super.onCreate(savedInstanceState);

//レイアウトファイルをビューにセット
setContentView(R.layout.activity_main);

//レイアウトファイルのボタンを取得してインスタンス
Button button = (Button)findViewById(R.id.button);
//取得したボタンにクリックイベントをセット
button.setOnClickListener(new View.OnClickListener() {
//ボタンがクリックされた時の処理
@Override
public void onClick(View v) {
//起動するサービス名を登録したインテントを生成
Intent intent = new Intent(getBaseContext(),MyIntentService.class);
//インテントにアクションを追加セット
intent.setAction("TEST");
//インテントを送ってサービスを開始する
getBaseContext().startService(intent);
}
});
}
}

2.2 サンプルコード②(MyIntentService.java

インテントサービスのコードです。空のコンストラクターを必ず追記します。

流れは、インテントを受け取ると10秒間隔の繰り返し処理が開始され、それを5回繰り返したところで、処理が終了するようになっています。

インテントサービスなので、サービスの停止処理はありません。

public class MyIntentService extends IntentService {

public MyIntentService(String name) {
super(name);
}

//空のコンストラクターが必要
public MyIntentService() {
super(null);
}

boolean hantei = true; //処理回数判定用
int kaisu = 0; //処理回数のカウント用

//インテントを受信した時に実行される
@Override
protected void onHandleIntent(Intent intent) {

//ログに出力
Log.d("TEST--->","" + intent.getAction() + "」を受信");

//処理内容
new Thread(new Runnable() {
@Override
public void run() {

//ログに出力
Log.d("TEST--->","処理を開始します");

//繰り返し処理
while (hantei) {
//カウントアップ
kaisu += 1;
//ログに出力
Log.d("TEST--->",kaisu + "");
//カウントアップの終了判定(5回で終了)
if(kaisu >= 5) {
//フラグを「false」にして終了させる
hantei = false;
}
//10秒間隔で処理を実行させるためにスリープさせている
try {
Thread.sleep(10000);
} catch (InterruptedException e) {
e.printStackTrace();
}
}
//ログに出力
Log.d("TEST--->","処理が終了しました");
}
}).start();
}
}

2.3 サンプルコード③(AndroidManifest.xml

マニフェストファイルにはインテントサービスを追加で登録してください。これを忘れるとプログラムがあっても正しく動きません。

<application
android:allowBackup="true"
android:icon="@mipmap/ic_launcher"
android:label="@string/app_name"
android:roundIcon="@mipmap/ic_launcher_round"
android:supportsRtl="true"
android:theme="@style/AppTheme">
<activity android:name=".MainActivity">
<intent-filter>
<action android:name="android.intent.action.MAIN" />

<category android:name="android.intent.category.LAUNCHER" />
</intent-filter>
</activity>
<!-- インテントサービスを登録する -->
<service android:name=".MyIntentService" />
</application>

2.4 サンプルコード④(main_activity.xml

レイアウトは画面の中央に「Button」があるだけの単純なものです。

<Button
android:id="@+id/button"
android:layout_width="wrap_content"
android:layout_height="wrap_content"
android:text="Button"
app:layout_constraintBottom_toBottomOf="parent"
app:layout_constraintEnd_toEndOf="parent"
app:layout_constraintStart_toStartOf="parent"
app:layout_constraintTop_toTopOf="parent" />

 

<起動画面>

インテントサービスの使い方2

3.結果

画面中央に配置したボタンをクリックすると、インテントサービスが起動して10秒間隔でカウントアップする処理が開始され、5回繰り返すと処理をが終わりインテントサービスも終了します。処理の状況はアンドロイドスタジオのログ画面に表示されます。

インテントサービスの結果1

実行中にバックグラウンドプロセスを確認すると、インテントサービスが動いているのを確認することができます。

インテントサービスの使い方3

4.まとめ 

インテントサービスは停止処理を書く必要がなく通常のサービスより気軽に使用できますが、公式開発サイトでは、サービスは「Android 8.0(APIレベル26)」から課せられている「バックグラウンド実行制限」の影響を受けるため「JobIntentService」を使用する方が賢明だとしていますので、より多くの端末をターゲットにしなければならない場合は、APIレベルで処理を振り分ける必要がありそうです。

公式開発サイト<インテントサービス>

developer.android.com

 

END